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不登校経験者の“その後”

更新日:3月15日

こんにちは。こまらん塾の山本です。


今回は、なかなか厳しい現実についてのお話。


不登校経験者が、その後どんな道を歩むか、ということについてです。



大阪大学での研究に、このような発表があります。


「不登校経験をすると、学歴達成が下がる傾向にあり、

雇用形態は正規雇用より非正規雇用や無職になる傾向があり、

暮らし向きは悪くなる傾向にあり、そして婚姻率は下がることが確認できた。」



不登校について、令和のいまの時代においては、

決して珍しいことではなくなりました。

さらに、不登校が否定されにくくなった社会である、

ともいえるでしょう。


実際、不登校からの逆転合格のケース、

難関突破するケースをよく耳にするようにはなってきました。



しかし、もっと長い目で、

つまりその人の人生において「不登校」を考えたとき、

その影響はネガティブな面においても、少なからずあるといえます。




一番わかりやすい例が、この記事を書いている私、山本です。



私は夜間定時からの独学での駒大心理合格まではよかったものの、

大学時代、1年生の後期にやや不登校気味になりました。



理由はいろいろありますが、「体力がなかった」というのもその1つ。



何年振りかわからない朝方の生活、

通勤・通学ラッシュに揉まれて1限の授業へ向かう日々、

1人暮らしやアルバイトとの両立・・・


環境の変化に対して、疲れも出たのだと思います。



さらに、大学卒業後、

新卒で入社した大手学習塾でも、長く働くことはできず。

(これもいろいろありましたが…)


いまでも私は体質的に疲れやすさがあるので、

結果としては自分のペースでできるこの塾の経営が合っているのですが、

社会人としての基礎体力には、程遠いのかもしれません。



この易疲労体質の背景もさまざまあるのですが、

1つには「不登校経験」も関連していると思います。



特に、中学時代に全く授業を受けたことがなく、

部活動もしていなかったことを考えると、

義務教育下で体力をつけることは

とても大切なことなのだと痛感します。




もちろん、いま不登校で悩まれている方にとっては、

「学校にいけない状況」はつらい現実だと思います。


一方で、人とのコミュニケーションや体力づくりという意味でも、

「社会とはつながっていてほしい」というのが、

私が不登校経験者として思うことです。



こまらん塾で英語を学ぶことが、

そのような状況下で悩まれている方の一助になるのであれば、と思いつつ、

今回の記事はここまでにしたいと思います。



寒暖差が激しい毎日ですが、体調管理には十分気をつけていきましょう。


それでは。


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