「不登校経験者・夜間定時制高校出身の人が塾を経営する」ということ
- 山本 遼
- 4月5日
- 読了時間: 3分
こんにちは。こまらん塾代表の山本です。
さて今回は、タイトルにある通り、
「定時制高校からの大学受験」について語っていきます。
わたくし山本は5年間の不登校経験(うち中学時代は一度も授業に出ず)のあと、
内申書の要らない昼間定時制高校に入学するも、再度不登校になり中退。
家庭の事情もあって東京から神奈川へと引っ越し、
1年遅れで、再入学した夜間定時制高校に入学しました。
その夜間定時制では3年で卒業し、
高1夏から受験勉強(といっても中1の内容から)を開始、
心理学を学びたいという想いで勉強をつづけ、
独学・一般受験で駒澤大学文学部心理学科に合格・入学しました。
「不登校経験者」というのは年々増えつつあり、
もしかするとその中で起業する方の数も増えているかもしれません。
ですが、教育企業かつ不登校生・不登校経験者を対象とした塾で、
そのうえ”夜間定時制高校卒業の人が経営している”というのは、
なかなか珍しいような気がします(われながら)。
私は心理学専攻で心理学の学士を持っていますが、
心理学検定1級を取得していること以外になにか資格(臨床心理士・公認心理師など)を持っているわけではないので、
心理カウンセリングをしようとは考えていません。
(仮に当該資格を持っていても、自分の塾の生徒にそれを行うと、二重関係の倫理違反に抵触する可能性もあったりします…)
なので、こまらん塾のホームページやプロモーションでも
「心理的支援」や「心のサポート」という言葉を用いることはありません。
ですが、
不登校経験者かつ、「定時制高校の環境を知っていること」は
この塾の強みをアピールするうえで、
大きな要素であるだろうと私は考えます。
例えば・・・
・1年で3分の1が退学していく
・「3年卒業」と「4年卒業」の生徒がいる
・大学進学者(特に一般受験者)が非常に少ない(学年で5人、など)
・受験勉強におけるライバルが少ないので、インターネットくらいでしか情報が手に入らない(参考書や模試のことなど)
といったところでしょうか。
もちろん、すべての定時制高校に当てはまるわけではありません。
でももしかしたら日本のどこかで、
「あ、自分のいまいる環境に似ているかも」
と思いながらこの記事を読んでくれている高校生がいるかもな、なんて思ったりもします。
高1夏に勉強を始めたとき、
私の前に立ちはだかった最初の壁は
「勉強そのもの以前に、“勉強法”がわからない…」
ということでした。
どの参考書を使い、どの模試をどの時期に受け、
受験校はどのように決め、過去問はいつから取り組むべきか。
周りに受験勉強をするライバルがいない方にとって、
そのような悩みに応えられる。
それが、こまらん塾の強みです。
もちろん、定時制高校だけでなく、通信制・全日制高校の方でも、
お気軽にご相談いただければと思っています。
かんたん予約機能もあるのでぜひご活用ください。
春爛漫の季節、寒暖差が激しく体調管理が難しい日々ですが、
心身の健康を第一に過ごしていきましょう。
それでは。
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